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飯野将人@SCALE OUT CORP
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The Dance of Eternity(37)
偶然事象を「突然変異」として外に出す意志の重要性前稿『The Dance of Eternity(36)』で実験の失敗や思いがけないアクシデントのような「たまたま起きたできごと」だけでは、偉大なイノベーションは生まれない、という話をしました。そうしたできごとを革新的なものに昇華したのは、フレミングやレントゲンのような先駆者たちの洞察だった。彼らはそうした想定外アクシデントの裏側に隠れている真実を直感的に感じ取り、その現象を再現すべく徹底した実験を重ねていきました。
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The Dance of Eternity (36)
『The Dance of Eternity(34)』と『The Dance of Eternity(35)』では、変異が完全な偶然ではなく、環境変化に応じて適応的に起こるように仕組む戦略メカニズムについてケアンズ効果にヒントを得たアイデアを掘り下げました。とはいえ、そうしたアイデアの詳細に踏み入るのとは別に「意図しないコピーエラー自体が大きなイノベーションを生んだ例が数え切れないほどある」ということを思い起こしましょう。今回は、「意図せぬコピーエラー」が画期的な技術革新をもたらした事例を見てみます。X線の発見(ヴィルヘルム・レントゲン)
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The Dance of Eternity (35)
『The Dance of Eternity (35)』では「突然変異は完全にランダムではない」と示唆するケアンズ効果から着想を得て、組織内のイノベーションを活性化するアイデアを探ってみたけど、そこで挙げたアイデアはどれも理詰めすぎて「これが突然変異だ!」という大胆さに欠けていたようです。つまらない。そこで以下のポイントに基づいて、もうちょっと型破りなアイデアを練り直してみます。 意図的に混乱や危機をつくり出す。 意図的に異質・外来の要素を注入する。 意思決定やルールにランダム性を導入する。 未来を創るという前のめりの視点を採用する。
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The Dance of Eternity (34)
「意図的な突然変異」は組織のイノベーションを再活性化できるか?『The Dance of Eternity』では、進化は二段階のプロセスとして描かれています。(A) 能動的で多様化を促す発散的プロセス(選択肢の幅を広げる段階)(B) 受け身で収束的なプロセス(環境条件に基づいて選択肢を絞り込む段階)
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The Dance of Eternity (33)
突然変異は完全にランダムか?僕は『The Dance of Eternity(29)』『The Dance of Eternity(30)』『The Dance of Eternity(31)』『The Dance of Eternity(32)』で、自然選択がもたらす受動的な収束よりも突然変異が駆動する能動的な発散に注目してきました。同時に突然変異の本質が「ランダムな複製エラーから生じる変異」であるがゆえに、そこに内在するランダム性と予測不能性を強調してきました。
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The Dance of Eternity (32)
突然変異の頻度を決める要因『The Dance of Eternity (31)』では、世代交代のサイクルや有性生殖に由来する遺伝的多様性が、然変異の頻度にどう影響するかを取り上げました。その生物学的な知見を、企業がどうすれば「突然変異=非連続的な発想」を取り込み、イノベーションを進める組織に変わっていけるかに応用できるかを探ってみました。今回はさらに他の要因が突然変異の頻度を左右するか見ていきます。
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